東豊ベースの沿革

東豊ベースは、旧東豊小学校を活用し、地域の記憶と暮らしを未来につなぐ拠点として誕生しました。
廃校再生をきっかけに、地域が主役となる新しいまちづくりを進めています。


【きっかけ:地域の記憶を未来へ】(2019〜2020)

2019年末、旧東豊小学校を初めて視察したことから、すべてが始まりました。
この校舎は、大阪府羽曳野市が10年間、市民の福利厚生施設として活用していましたが、撤退が決定。
当時の行政担当者がこの学校の卒業生であったことから、「もう一度、この場所を地域のために活かそう」と動き出しました。

かつてのメンバーには「自然体験学校をつくりたい」という構想もあり、廃校活用の可能性を探る「東豊ベースプロジェクト」がスタート。
しかし新型コロナウイルスの影響で活動が一時中断。
それでも少しずつ再開し、地域の人たちが集うカフェを開設。
もともと「ひがしとよ営農組合」の事務所を兼ねていたことから、地域の人々が自然と集い、コミュニケーションの場となりました。


【転換期:地域が主体となる挑戦へ】(2021〜2022)

2021年7月、地方創生補助金の交付が決定。
「旧東豊小学校を地域の拠点に」「地域メンバーの自立自走を支援する」ことを目的に、本格的な活動が始まりました。

当時、村内の補助金事業は外部コンサルへの依頼が一般的でしたが、
結果として地域の人たちが活用できない現状に疑問を抱き、活動を一時停止。
地域と行政が話し合い、地元主体の仕組みとして「TOP STAR HIGASHITOYO」を設立しました。

参加団体は、やまぞえハイジ、茶の実オイル研究所、エクストライズ、津田菜園、TOMU’s Creative Studio、ひがしとよ営農組合など。
補助金を活かして商品開発・イベント・ワークショップを展開し、地域発のプロジェクトが次々と生まれました。
カフェも営業許可を取得し、正式に店舗として営業開始。
さらにキッチンカーを製作し、イベント出店を通じて地域外へも活動を広げました。


【再構築と拡張:地域の未来を描く】(2023〜2024)

2024年2月、一般社団法人東豊を設立。
メンバーはTOMU’s Creative Studioの二人と新メンバー1名の3名体制でスタートしました。
カフェをリニューアルし、グラウンドをキャンプ場として登録。
カフェ事業と連携しながら、宿泊・滞在体験を提供する新しい形へと展開しました。

キッチンカーによる出張販売も継続し、東豊ベースの発信力を強化。
廃校を舞台に、カフェ・キャンプ・薬草・デザイン・マルシェなど多様な活動が広がり、
「地域の記憶と暮らしを未来へつなぐ拠点」として今も進化を続けています。

「東豊ベース」は、単なる廃校再生ではなく、
地域が主役となる循環型のまちづくりモデルを目指しています。
誰かの居場所が、みんなの未来をつくる。
この場所から、また新しい物語が始まっています。